よくあるご質問洗浄機に関するご質問

一般事項技術的事項スプレー洗浄について超音波洗浄について洗浄機の設備信頼性について
取り扱っている洗浄機にはどのようなものがありますか?
(低・中・高)圧スプレー、超音波、浸漬、ほか複合洗浄機をご用意しております。 メインはスプレータイプとなります。詳しくは洗浄機のページをご覧ください。
洗浄機ではどのようなことができますか?
洗浄機は主に、切粉、研磨剤、ラップ粉、油脂の除去やワークの乾燥に使われます。
森合精機の洗浄機の特徴やセールスポイントについて教えてください。
当社の洗浄機のセールスポイントは、洗浄機と共に必要となる、洗浄後のコンタミ測定器の開発販売を行っている点、さらに従来の専用洗浄機を汎用機化(標準機化)していることです(ロータリータイプ・MCJ・ロボットタイプなどで対応しています)。 また、日本産業洗浄協議会(JICC) による、洗浄機に関する情報をいち早く製品に反映できる点も大きなメリットと言うことができます。
今後の森合精機の目指すところは?
当社では時勢を鑑み、省エネ、リサイクル、低騒音、環境配慮などの洗浄機・装置の開発に着手してまいります。 さらに、リビルドやリユースといった貴重な資源を効率よく用いる、資源リサイクル業務も積極的に行っていく所存です。
多品種の対応は可能ですか?
洗浄の究極といわれるロボット洗浄機であれば、小ロット、多種のワークへと対応することが可能です。 弊社ではさらに、従来機種のMCJシリーズなどにおいて、多品種ワークへの対応を図っています。
森合精機の装置設計は、全て社内で行っているのですか?
洗浄機のポンプにつきましては、渦巻き・プランジャー・カスケード・ダイヤフラムなどのタイプを採用。 さらに、メーカーとしてはグルンドフォス・特殊ピストン・ニクニ・丸山製作所・丸八などを使用しています。
洗浄評価の実施方法、評価項目について教えてください。
洗浄評価の項目は:油分・コンタミの残留、乾燥(水切り)度によって判じられます。 洗浄評価の測定については、油分:ノルヘキサン抽出  コンタミ:グラファイナー(面積・大きさ・重さの判断) 乾燥(目視・滴下)によって行われます。 なお、弊社では洗浄の測定規格としてNAS等級を採用しています。
スプレー洗浄におけるポイントを教えてください。
スプレー洗浄を使用する洗浄機を効率的に使用するためには、正確な狙い・打力・流量・狙い角度・時間・断続的打力・洗剤要素・温度などが重要となります。これらの要素に関しましてはお客様と仕様についての打ち合わせを行う際に、詳しくご説明・ご提案いたします。
スプレー洗浄の際に気をつけなければならない点は?
スプレー洗浄においては、目詰まり・残圧・ミストなどの選定に気を配る必要があります。 設定ならびに部品選定につきましても、お客様のご要望をお伺いしつつ、弊社担当が対応いたしますのでご安心ください。
吐出液量・ポンプ・洗浄液を選定する基準を教えてください。
吐出液量は、ワークの稼動・ノズル稼動におけるノズル数(オリフィス径)・ポンプ容量より総合的に判断されます。 また、ポンプに関しては、異物除去できる圧力設定と吐出液量から、洗浄液は安全性(引火・毒性)・環境配慮・リサイクル性(廃水性)とワークへの化学反応より判断します。
最適な洗浄液吐出回路の元圧(ポンプ圧)と噴射圧(ノズル部圧力)の衝突圧力は?
スプレー洗浄時の衝突圧力における損圧は、配管によって異なりますが、約20%ほどの下降がみられるとお考えください。
配管内で起こる圧力損失はどのように考慮されているのですか?
現在、通常使用のスプレー洗浄機では、圧力損失は考慮されていません。
洗浄液のフィルトレーション(ろ過)の課題は?
今後、洗浄液のろ過に求められる課題解決としては、洗浄要求精度とタンククリーン度(油分・コンタミ)の両立です。 これに対し、弊社では上記課題をクリアし、より精度の高いリサイクル性・クリーン度・乾燥度などを考慮した洗浄液フィルトレーションを実現するためのシステムを開発中です。
超音波洗浄におけるポイントを教えてください。
超音波洗浄時には、ワーク面積に対する超音波のW密度と容量のW密度がポイントとなります。これらの要素に関しましてもお客様と仕様についての打ち合わせを行う際に、詳しくご説明・ご提案いたします。
超音波洗浄の際に気をつけなければならない点は?
超音波洗は浸漬洗浄となるため、ワーク形状に制限がある点が問題となります(凹凸のあるワークは不向きです)。 また、音波の到達距離には制限があるため、大きなサイズのワークもやはり不向きになります。また、浸漬槽のろ過が難しいという点でも考慮が必要です。
対象ワークに対する各条件の測定方法は?
超音波洗浄時の洗浄条件は、タンク容量を極小にし、金属洗浄の場合25~28KHZの周波数に上下の揺動を加えます。 洗浄位置としては液が流れ落ちる姿勢、できれば脱気装置を設置した状態で測定してください。
対象ワークに対する各洗浄条件基準は?
超音波洗浄の場合およそ洗剤の洗浄力が50%、超音波の洗浄力が50%となります。 そのため、洗浄剤の選定と、振動子の寿命、さらにコストを総合的に考慮して判断します。
液処理(油分・ろ過処理)はどのような仕様になっていますか?
油分処理として、浮上油分はスキマー(ディスク・ベルト)。 精密処理はコアレッサーを使用して処理しています。さらに、ろ過処理に関しては遠心分離式・マグネット式・各種フィルター方式を採用しています。
設備故障の項目として想定されるものは?
洗浄機においては、ポンプ・シリンダー・シール・チェーンなど、酷使される部分に故障がみられます。 そのため、これらの個所においては定期的なメンテナンスが必要となります。
洗浄機の管理項目として考慮しなければならないものは?
洗浄機を管理されるにあたり、お客様は液量・液圧・液汚れ・ろ過フィルタ・高圧ポンプベルト・スキマー廃液・スノコ・駆動チェーンなどが正常に機能しているかに配慮して、管理されることをおすすめいたします。